GPSログから登頂記念の3D地形模型をデザインする

  1. 1 つくるもの ルート / 地形
  2. 2 範囲 地図と範囲
  3. 3 サイズ 寸法・色・3D
  4. 4 銘板の刻印 刻む内容

1つくるものを選ぶ

取り出し方を見る

ご注文の前に

「ルート」と「地形」の違いは?

「ルート」は、歩いた軌跡が入ります。GPSログ(GPX)をご用意ください。軌跡を浮き彫りとして地形の上に重ね、切り出す範囲は軌跡が収まるように自動で決まります。

「地形」は、山域そのものの立体地図です。軌跡は入りません。GPSログは不要で、山を選んでいただくと、その山を中心にした範囲を切り出します。登る前の山や、GPSログを持っていない山でもお作りできます。

山はどうやって指定しますか?

座標を調べる必要はありません。「地形」を選ぶと、地域から山を選ぶ欄が出ます。国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」から、都道府県ごとに山名と標高を並べています。選ぶとその山を中心にした切り出し範囲が地図に表示されます。

一覧にない山は「山名で探す」でお探しください。1003山は主要な山だけなので、載っていない山も多くあります。こちらは国土地理院の地名検索で、山名のほか地名でも探せます。

対応しているファイル形式は?

.gpx をお送りください。ヤマレコ、YAMAP、Strava、Garmin Connect、AllTrails、Komoot、Apple Watch、COROS、SUUNTO など、ほとんどのアプリと時計から書き出せます。別形式しかお持ちでない場合はお問い合わせください。

ファイルの大きさは20MBまでです。1回の山行の記録であれば、通常は数百KB〜数MB程度に収まります。長期間の記録をまとめたファイルなど、これを超える場合は、該当する山行の区間だけを書き出し直していただくかお問い合わせください。

GPSログはどこから取り出す?

ご利用のサービスの公式ページに手順があります。

ヤマレコ ― 山行記録のGPSログをダウンロードしたい
YAMAP ― 活動日記の軌跡をデータ(GPXファイル)としてエクスポートする
Strava ― データのエクスポートと一括エクスポート
Garmin Connect ― アクティビティをエクスポートする

いずれもパソコン(Webサイト)からの操作が確実です。YAMAP・Strava・Garmin Connect は書き出しがWebサイト限定で、スマートフォンのアプリからは行えません(ヤマレコはアプリからも保存できます)。

ご自身以外の方の記録をダウンロードする場合、ヤマレコ・YAMAP では有料プランが必要です。

上記以外のサービスをお使いの場合は、そのサービスのヘルプで「GPSログ」「エクスポート」「書き出し」といった言葉をお探しください。うまく書き出せないときの対処も、各サービスのヘルプやサポート窓口でご確認いただけます。

スマホでGPXファイルが選べません

SNSアプリの中のブラウザで開いていると、ファイル選択に写真と動画しか出ないことがあります。右上の ⋮ から「ブラウザで開く」を選び、Chrome や Safari で開き直してください。パソコンからでもご注文いただけます。

Androidで、アプリ内のまま進めたい場合は、端末の「設定」→「アプリ」→「Instagram」→「権限」→「写真と動画」を「常にすべて許可」に変えると、GPXファイルも選べるようになります。ただしこれは、Instagram に端末内の写真すべてへのアクセスを許可する設定です。気になる場合は、上のブラウザで開き直す方法をお使いください。

Androidの「写真と動画の権限」画面。「常にすべて許可」が選ばれている
GPSログに欠けや乱れがあったら?

ある程度は自動で整えます。

標高は-500m〜9,000mの範囲から外れた値を使いません。端末やアプリの不具合で桁の飛んだ標高が記録されることがあり、そのまま使うと刻印する累積標高がおかしくなるためです。点の間隔は記録の設定によってまちまちなので、20m間隔に揃え直してから造形します。地形データの細かな凹凸も、彫りがギザギザにならないようならします。

ただし、トンネルや谷筋で軌跡が大きく横に飛んでいる場合は、自動では取り除けません。お送りいただいたファイルはこちらで確認しますので、造形に支障がある場合はご連絡します。

切り出し余白とは?

軌跡の周囲をどこまで模型に含めるかです。仕上がりの印象を最も左右する項目で、狭すぎると山体の裾が切れて起伏が楔のように尖って見えます。たとえば富士山は1,800mほど取るときれいに収まりますが、900mでは楔状になります。迷ったら初期値のままお送りください。

細長いルートは細長い模型に?

いいえ。短辺が長辺の2/3を下回る場合は、短い側だけを左右対称に広げて2/3に戻します。軌跡は中央に保たれます。細い板のような形は、置いたときの見え方と造形の安定性の両面で無理があるためです。

たとえば長辺200mmなら、短辺は133mmより細くなりません。東西12km・南北1.5kmの縦走でも、南北に9kmほど切り出して比率を戻します。そのぶん、軌跡の左右には歩いていない範囲の地形が入ります。

この調整が入るときは、ご注文画面に「切り出し範囲を広げています」と表示されます。なお、この2/3という下限は切り出し余白を増やしても変わりません(余白は四辺に等しく足されるため、範囲そのものは正方形に近づきます)。

サイズはどう決まりますか?

ご指定いただくのは長辺のみです。短辺は切り出し範囲の縦横比から自動で決まり、高さは地形の起伏から決まります。周回ルートなら正方形に近く、縦走ルートなら横長になります。ただし短辺の細さには下限があります(次の項目)。ご注文画面で仕上がり寸法の目安が表示されます。

高さは強調されていますか?

地形は強調していません。鉛直方向を引き伸ばすと見栄えはしますが、実際の地形とは別物になります。真スケールで造形しているので、平坦な山は平坦に出ます。見え方は切り出し余白で調整します。

ルートの線だけは、地形の表面にわずかな高まりとして重ねています。詳しくは次の項目をご覧ください。

等高線とは何ですか?計曲線とは?

等高線は、同じ高さの地点をつないだ線です。山を水平に輪切りにしたときの切り口、と考えると分かりやすいと思います。線が混んでいるところは急な斜面、間隔が空いているところはなだらかな斜面です。山座では地図に印刷するのではなく、模型の表面に彫り込みます。影で見える線なので、光を当てると浮かび上がります。

計曲線(けいきょくせん)は、5本ごとに1本だけ入る太い線です。等高線が何本もあると、どれが何本目か分からなくなります。5本ごとに目印があれば数えやすく、標高差が読み取れます。地図でも同じ工夫がされています。山座では自動で入ります。お選びいただく必要はありません。50m間隔なら計曲線は250mごと、100m間隔なら500mごとです。

間隔は20m・50m・100mから選べます。間隔が狭いほど線は密になり、地形を細かく読めます。ただし急な斜面では線どうしが寄るため、狭くしすぎると潰れて面のように見えます。なだらかな山なら20m、起伏の大きい山なら100mが目安です。迷ったら50mか「なし」をお選びください。デザイナー画面では、お選びの切り出し範囲とサイズでのおすすめ間隔をその場に表示します。

寸法は、等高線が幅0.45mm・深さ0.35mm、計曲線が幅0.65mm・深さ0.50mmです。斜度によらず一定の太さで彫ります。標高差で切ると急斜面では線が細くなってしまうため、水平方向の線幅が一定になるように計算しています。

「トラック数」とは何ですか?

GPSログの中で、記録がいくつのトラック(<trk>)に分かれているかです。山行を区間ごとに分けて書き出すアプリでは、区間の数だけトラックができます。

「トラックごとに色を分ける」を選んだ場合は、このトラックごとに色が変わります。表示されている数が、そのまま色の数になります。

色の指定欄には、トラックに名前が付いていればその名前を表示します。記録アプリが自動で付ける「track」のような名前や、名前が無い場合は「トラック1」「トラック2」と番号で表示します。

記録の一時停止やGPSの途切れでできる細かい区切り(<trkseg>)は数えていません。それは山行の意味とは関係なく入るもので、名前も持たないためです。地図では途切れた区間をつながずに描きますが、同じトラックなら色は同じです。

トラックの分かれ方が山行の意味と合わない場合は、日付ごとの色分けもお選びいただけます。

複数日歩いた同じ道は何色に?

最初にその道を歩いた日の色でお作りします。往復や周回で同じ登山道を二度通った場合、何日かにわたって同じ登山口から入った場合などが当てはまります。

ルートは地形の面から直接盛り上がる一本の隆起としてお作りするため、同じ道を重ねて通っても二重には盛り上がりません。重なった区間は1本にまとまるので、そこに色を1つ決めることになります。「最初に歩いた日」を採っているのは、あとの日を足しても、すでに決まった区間の色が塗り替わらないためです。

ルートの線は幅2.4mmでお作りします。模型は実際の地形を縮めたものなので、たとえば長辺150mmでは、この2.4mmが現地のおよそ190mにあたります。この幅に収まるほど近い二本は、別の日であっても1本の線になります。

3Dプレビューも同じ規則で表示しています。画面でご確認いただいた色分けのままお作りします。

「作例に使ってよいか」とは?

お作りした模型の写真を、当店のサイトやSNSに掲載させていただいてよいかのご確認です。「使ってよい」をお選びいただくと1,000円お引きします。ご注文画面のステップ3(サイズと仕上げの確認)でお選びいただきます。

写すのは模型の上面(地形とルート)だけです。背面の銘板は写しません。お名前・日付・距離・累積標高・山名・ルート名が公開されることはありません。お名前やご注文番号を添えることもありません。

ただし、上面には歩かれた経路が形として現れます。写真からおおよその経路が読み取れますので、ご自宅から歩き始めた記録などは、その点をご確認のうえお選びください。

「使わない」をお選びの場合、写真を掲載することはありません。価格が変わるため、ご注文後の変更は承っておりません。掲載したあとで取り下げをご希望の場合は、ご注文番号を添えてご連絡ください。割引分をご返金いただく必要はありません。

「地形(山名・地名を指定)」でお作りの場合、このご確認はありません(割引も適用されません)。

詳しくはプライバシーポリシー 第5項をご覧ください。

額装・アクリルカバーはありますか?

いずれも準備中で、まだお選びいただけません。ご注文画面には枠だけを置いてあり、「準備中・選択不可」と表示しています。

  • 額装 ― 模型に額のつばを付け、フレームに納めた状態でお届けします。S・M・Lが対象です(XLは造形機に入らないため対象外です)
  • アクリルカバー ― 模型の外周につばを付け、透明なアクリルのケースをかぶせてほこりを防ぎます。S・M・Lが対象です。額装との併用はできません(どちらも外周につばを付けるため、形が競合します)。また、模型が高くなるとカバーに納まらないため、切り出し範囲によってはお選びいただけません。その場合はご注文画面で選択できない状態になります
  • 最高地点フラッグ ― ルートの最高地点に立てる小さな旗です。全サイズが対象です
  • 背面磁石 ― 背面に磁石を仕込み、スチール面に掛けられるようにします。M・L・XLが対象です(Sは銘板のくぼみで縁が足りないため対象外です)

お求めいただけるようになりましたら、このページとご注文画面でお知らせします。

刻む数字はどこから取っていますか?

距離・累積標高・最高標高のいずれも、お送りいただいたGPSログに記録されている値をそのまま使います。お使いのアプリでご覧になっている数字と揃うようにしています。

累積標高は「どれくらい細かい刻みで測るか」で値が変わる量です。こちらで標高データから計算し直すと、たとえば実測1,347mの山行が5m刻みでは1,908m、80m刻みでは1,008mというように大きく振れます。

そのため、最高標高は地形図に載っている山頂の標高とは一致しないことがあります。GPSで測った標高には誤差がありますし、山頂をわずかに外れて歩かれた場合はその分低い値になります。

日付は時差でずれませんか?

ずれません。GPSログの時刻は世界標準時(UTC)で記録されるため、必ず日本時間へ変換してから刻みます。未明に出発した山行ではUTCの日付が前日になりますが、そのまま刻むことはありません。

日をまたいだ山行は「2026/08/02 - 08/03」のような範囲表記に自動で切り替わります(帰着日は月日だけを刻みます)。時刻を持たないGPSログでは日付の行は入りません。

刻印は日本語・英語どちらも?

どちらでも承ります。山名・ルート名は、お書きいただいた表記をそのまま彫ります。自動でローマ字にしたり訳したりはしません。山名の読みは規則的でないため、機械的にローマ字化すると誤った読みを刻んでしまいます。

GPSログにトラック名が入っている場合は、ルート名の初期値として表示します(そのまま確定はしません。ご確認のうえ書き換えていただけます)。ただし記録アプリが自動で付ける「track」のような名前や、12文字を超える名前は空欄のままにします。

日本語は画数が多いと彫り込んだ線どうしが寄ります。山名は問題ありませんが、ルート名は一回り小さく入るため、10文字ほどまでを目安にお書きください。

刻印の文字数に上限は?

山名とルート名はそれぞれ12文字、お名前・フリーテキストは20文字までです。入力欄に残りの文字数を表示します。

文字サイズは背面に収まる範囲で自動的に調整します。距離と累積標高の2行は同じ大きさに揃え、日付はこれとは別に調整します(日をまたぐ山行では日付の行が長くなるためです)。

実際の配置は、デザイン画面のステップ4に表示されるプレビューでご確認いただけます。

GPSログが手元にないときは

ステップ1で「地形」を選べば、軌跡なしの立体地図をお作りできます。